顧客と直接会えない時でもエンゲージメントを高める4つの手法

By Managing Director, London
Kathryn Blanshard

現在、これまでの直接会って行う会議からリモート会議に 移行している私たちのチームの体験から、役に立つコツをまとめてみました。これらがヒントとなり、皆さんのこれからのリモート会議の参考になれば幸いです。

  1. 関係性の構築に集中する: 私たちは、参加している人が心を許し、コミュニケーションを円滑にする工夫を行っています。その一例として、アイスブレイクの為に考案した特別なエクササイズを活用しています。このエクササイズは、「自分と今自分がいる環境の紹介」です。参加者が自分の紹介と同時に、自分の周りにどんなものがあるのかを詳細に説明するというものです。この結果、その場がなごみ、参加者同士の会話が繋がり、よりお互いを知り、関係性を構築することに役立ちます。
  2. 資料を事前に共有する: 会議の前に共有したい論点をまとめた資料を作成し、事前に共有しましょう。そうすることによって、参加者が、事前に会議でどんな資料が提示されるかを知ることにより、どの様なテーマで議論がなされるのかを知り、安心して取り組めるようになります。こうすることで、全員の意識が揃い、参加者との時間を最大限に活用することができます。
  3. 投票機能を活用する: 可能であれば、参加者がゲーム感覚で取り組めるような場づくりと一緒に、投票機能を使ってすばやく参加者の気持ちを読み取り、会議の中で、どこに時間を掛け議論を深めるべきかの優先付けをしましょう。「その場の空気を読む」ことで、より深く参加者の考えを探ることにフォーカスすることができます。
  4. 会議後に振り返りの時間を設ける: 会議後に出てくるアイデアのために、会議後に振り返りを行う時間を設定しましょう。実際に会って行う会議では、会議が終了した後に、参加者同士がラップアップで、自然と集まり会議内容を振り返ることが行われていた筈です。それは次のステップを確認する上でも非常に重要な時間です。デジタルで行われたリモート会議でも、実際の会議と同じ成果を得られるように、この時間を意識して設けるようにしましょう

先週ミラノで、私たちのサービスの一つである、クライアントや顧客などプロジェクトの重要ステークホルダーが一堂に会することで効率的なインサイトの導出を行い、意思決定を可能とする「Big Talk」をWebex上で実施した際、これらのテクニックを活用しました。100人と共に創るワークショップを、デジタル上でリモート環境で実施しましたが、たった3日で成し遂げました。結果として、私たちはクライアントに喜んでもらえるような素晴らしい、実用価値のあるインサイトを得ることができました。

Translated and edited from “Four Principles for engaging your customers, when you can’t meet them face to face” in C Space, Authored by Kathryn Blanshard:

https://cspace.com/four-principles-for-engaging-your-customers-when-you-cant-meet-them-face-to-face/